2011年11月28日 15:56
2場所所 三重県総合文化センター内 フレンテみえ 多目的ホール
3講演テーマ 「公共事業が日本を救う」
4講師 京都大学 都市社会工学専攻 教授 藤井 聡 氏
そもそも「日本は公共事業が過剰だ」とする指摘は、GDP(国民総生産)に占める公共事業費の割合を世界の主要国と比較する、特定人物が公表している一つのグラフが基になっている。
土木工学の専門家である藤井 聡 氏は、このデータがおかしいことに着目する。「公共事業はもう不要だ」という極端な主張に対して、データやグラフの欠陥や数字のマジックを一つ一つ検証しながら、日本の公共事業の割合は、米国やカナダよりむしろ少ないくらいだと、私たちが振り回されてきた「日本は公共事業天国」という誤解を見事に覆してくれる。
そのうえで、
①地震・洪水による深刻なダメージの回避と軽減
②日本の国際競争力の確保
③都市文化の再生
④国力の増進
⑤国家の生き残り
といった視点から「公共事業への投資こそが日本を救う」と結ぶ。
また、TPP(環太平洋連携協定)は、「大反対である」を熱く分かりやすく話された。GDP(国内総生産)500兆円を守れとのこと。アメリカに騙されるな、とのこと。
最後に、この状況な中で、自分たちがなすべきことは・・・
①「適切な情報」をしっかりと理解する。
② それを、できるだけ、色々な人々に伝える(場合によっては、不適切な情報を是正/批判していく)
③1つ1つの「選挙」に真剣に向き合う(自らの投票+周りの人々への「推薦」)
と話された。
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