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平成24年4月23日~25日東京都千代田区・千葉県船橋市視察研修等報告

下記のとおり実施いたしましたので報告いたします。

1 実施日         平成24年4月23日 から4月25日

2 参加者名        大西 克美、中村 浩、太田 龍三

3 研修・視察先及び事項 東京都千代田区 第4回地方議会議員研修会

  海を活かしたまちづくりについて

4 研修概要      
【千代田区】地域経済の振興と地域づくりの基礎を学ぶ(中央大学駿河台記念館にて学ぶ)
4月23日(月)13時00分~17時00分まで
・記念公演 立命館大学教授 森裕之氏による「地方経済の振興と地方財政のあり方」
・実践報告 相模原市環境経済局経済部産業・雇用政策担当課長 原田道広氏による「政令指定都市相模原の産業振興政策」

「地方経済の振興と地方財政のあり方」
これまでの国主導による地域開発からの転換が必要となる中で、外来型の地域振興策ではなく、内発的な地域振興政策が必要となってきていることなどについて、各自治体の事例もふまえながら、説明があった。

「政令指定都市相模原の産業振興政策」
相模原市における先進的な取り組みなどが紹介されたが、何よりも感じたことは、相模原市では、地域の現状分析をかなり丁寧に行っており、その上で地域課題を掘り起こし、それに対する対策として政策が構築されているということであった。

所見 
「地方経済の振興と地方財政のあり方」では、“地域の持っている力を引き出す”ことを鈴鹿市政に反映できるように取り組んでいきたい。「地方経済の振興と地方財政のあり方」では、公約条例の工事請負契約の公共工事設計労務単価の9割と労働報酬下限額が決められていることに労働者を守る非常に良い条例と感じ、絶対に鈴鹿市政の入札制度に反映できるように取り組む。

・講義 NPO法人 地域計画研究所代表取締役 若山徹氏による
4月24日(火)9時00分~15時00分まで

「まちづくりの基礎を学ぶ」
行政が策定するまちづくりの計画から、住民参加・住民主体のまちづくりに転換してきているということについて、様々な事例を紹介しながら解説があった。

所見
「まちづくりの基礎を学ぶ」では、様々な事例発表を聞かせていただいて地域性を考慮しつつ、鈴鹿市において『住民主導・行政調整』を念頭におき、今後も取り組むこととする。

5 視察概要
 【船橋市】4月25日(水)13時30分~15時00分まで
(市役所にて概要説明)

○海を活かしたまちづくりについて

海を活かしたまちづくり基本計画

1.基本計画の役割
基本計画は、基本構想の実現のための基本的な施策を体系的に定めるもので、豊かで潤いのある質の高い生活をすごせるように総合的かつ計画的に進められている。

2.全体コンセプト
基本理念に示した新時代をひらく「創造性」と「意欲」にあふれたまちづくりを目指し、「みなとまち」という独特な魅力をもつ「ふなばし」において、市民の声をいかし、海を媒介とした独自の「海を活かしたまちづくり」を行うために、基本計画のイメージを具体的に表現する言葉を提案している。
船橋の臨海部は、それぞれの地域ごとに特色があり、さらにその地域別に求められているイメージも異なっていることがわかる。 “心の豊かさ”を念頭におき、市民参加の協議会を重ねていた。「自然環境の保全とアメニティ豊かな環境・観光港湾を目指す」「ワイズ・ポートふなばし」からイメージされる「海を活かしたまちづくり」の具体的方策としては、青少年の健全な育成を目指した「体験観光」が注目されていた。千葉県では体験観光をキーワードとする地域活性化策を推進しており、各学校関係者は特にTDR を対象とした修学旅行のアフター体験として、地域の特徴ある漁業体験・農業体験・文化体験などを期待しており、これらの社会的動向を総合的に検討するならば、船橋市は地の利および自然的な天賦を活かし、まさに「海を活かしたまちづくり」が可能であるといえる。
今後の課題としては、第1に船橋の自然資源と社会資源を活かしたプログラムの作成、第2に観光客を迎えるための各種ハード・ソフトの環境整備、第3にお土産などの地域特産物の開発検討があげられ、これらの取り組みが求めらるとのこと。また、さらなる詳細な検討を加え、そこに住み、また生活している人たちと協働して、より具体的な実施計画を策定していくことが大切であると考えているとのこと。

 所見
「海を活かしたまちづくり」を鈴鹿市でも行い、市民参加型の行政との協働による、市民の市民による市民のためのまちづくりを推し進めていく。船橋市その他自治を参考に成果を検証しつつ、鈴鹿市民の英知を集めて、子供たちが夢と希望と誇りを持てる鈴鹿市の実現に向けて一層努力していく。

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