2012年9月27日 13:15
視察研修等報告
1 実施日 平成24年8月 9日 から8月10日
2 参加者名 大西 克美、太田 龍三
3 研修・視察先及び事項 滋賀県大津市 商店街再生による空き店舗改修補助事業について
福井県敦賀市 地域じまんづくりについて
4 視察概要
(市役所にて概要説明)
○商店街再生による空き店舗改修補助事業について
大津市は平成23年度、中心市街地にある商店街の空き店舗への出店者に対して店舗の改装費を補助する制度を始めた。募集から約1週間で申し込みが相次ぎ、すぐに応募を締め切った。商店街に新店舗が順次オープンし、大津市は「商店街に新しい風を吹き込んでいる」とのこと。
2009年の調査で中心市街地にある菱屋町、丸屋町、浜大津などの10商店街の計646店舗のうち、14%にあたる90店舗が空き店舗だった、とのこと。
シャッター通り化を防ごうと、市は09年度から空き店舗への出店者に家賃を補助(補助率3分の1、限度額月額33万円、3年間補助)する制度を創設したが、利用者はゼロだった、とのこと。
よって、制度の見直しを図り、出店の改装工事費の2分の1以内(100万円上限)の補助を加えたところ、平成23年4月の募集で、飲食店やカルチャー教室など家賃補助を含めて8件の申し込みがあり、予算枠を超えたため、応募を締め切った、とのこと。
所見
・改装費補助と家賃補助の組み合わせによる新たな店舗の誘導により、商店街の発展並びに商店主の高齢化も進んでおり、新しい力が商店街のけん引役をすることを期待するとともに、是非、鈴鹿市にも導入されるよう取り組む。
視察概要
(市役所にて概要説明)
○地域じまんづくりについて
敦賀市は、平成18年度より、地域の住民が誰でもまちづくりに積極的に参加する仕組みをつくり、地域住民のニーズに応じたきめ細やかなまちづくりを推進し、市は財政的な支援を行うという「地域じまんづくり事業」に取り組んでいる。なお、詳細は別紙資料参考のこと。
平成20年度地域じまんづくり事業実施団体一覧
所見
敦賀市の地域じまんづくり事業は、基本的に1区(鈴鹿市でいうブロック)に20万円の交付金と世帯数に応じ、500円を乗じた交付金を事業に充てている。(※100世帯に満たない場合は50,000円を加算)
事前協議は、必要なものの、基本的にはどんなものでも、「地域住民のニーズに応じたきめ細やかなまちづくりを推進し」というだけあって採択となっている。
地域じまんづくり事業実施紹介ならびに実施団体実績を見る限り、また平成18年度から平成25年度までを見る限りにおいて行政だけで実施しよう事業ならば、約1000万円の交付金事業は、5倍から10倍程度はかかると思われる。
鈴鹿市においては、現在地域づくり事業を展開中であるが、「地域住民のニーズに応じたきめ細やかなまちづくりを推進し」を参考にするよう取り組む。
コメントを残す