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平成25年1月21日 から1月23日視察研修等報告

1 実施日         平成25年1月21日 から1月23日

 2 参加者名       中村 浩、大西 克美、太田 龍三

3 研修・視察先及び事項  

福岡県久留米市 ビジネスインキュベーション支援事業について

佐賀県鳥栖市 鳥栖市立図書館「海援隊プロジェクト」について

福岡県福岡市 市民福祉プラザ(ふくふくプラザ)について

4 視察概要      

【久留米市】1月21日(月)14時00分~16時00分まで

      (ビジネスプラザにて概要説明)

 ○ビジネスインキュベーション支援事業について

ベンチャー企業や起業を目指す個人等に対して、安価なオフィスの場として使える久留米ビジネスプラザの「インキュベートルーム」を提供したり、ベンチャーのための研修会・勉強会等を支援する事業。

事業の概要

  ビジネスインキュベート事業の主な概要。

①  「インキュベートルーム」の提供入居資格があるかどうかの審査を行い、選考されたベンチャーに対して、入居可能な「インキュベートルーム」を通常テナント賃料の3分の1で提供します。

②  インキュベーションマネージャーによる相談

「インキュベートルーム」入居企業に対し、事業の知識、ノウハウ、経営課題に関するアドバイスや事業提携、助成制度活用等に関する相談相手となる。

③  セミナー・講習会等の開催

起業に役立つセミナーや講習会等を開催。

 知的財産普及活用推進事業

「知恵と技術を創造するまち」を目指す久留米市において、特許などの知的財産権の創造・普及・活用を推進する事業ある。平成19年4月2日、福岡県南地域における知的財産の総合的な窓口機能を持つ「久留米知的所有権センター」が、株式会社久留米ビジネスプラザに開設され、久留米市では産学官連携による知的財産の普及啓発及び活用を推進している。

 ビジネスインキュベーション支援事業成果

『世界初!飲み込んでも安全な口腔抗菌剤開発』

 バイオベンチャー企業「優しい研究所」(平成24年入居)は平成24年12月19日、新たな抗菌剤「ネオナイシン」を開発。「優しい研究所」と九州大学、独立行政法人国立長寿医療研究センターとの共同開発。

「ネオナイシン」は、虫歯と歯周病の原因菌の両方に強く効き、誤って飲み込んでも安全な天然抗菌剤とのこと。食品保存料であるナイシンの口腔ケア剤活用は世界初とのこと。

従来の口腔抗菌剤は、飲み込んでしまった子どもや高齢者が腹痛や誤嚥性肺炎等につながるという事例があった。

今回開発された「ネオナイシン」は、梅エキスと組み合わせて殺菌効果が高まり、さらに飲み込んでも体に悪影響はないとのこと。

今後は、誤って飲み込んでしまうことが考えられる介護が必要な高齢者や、重い障害を持った方の利用が期待されるとのこと。

 株式会社 あおいくまの事例の紹介があった。・・・別紙参照。

 所見

機能的なビジネス空間と快適な住環境を統合した久留米オフィスアルカディア(理想郷)。久留米ビジネスプラザはその中心に位置し、活力あふれるベンチャー企業や新規事業の創出に向け、ITを活用した幅広いビジネス支援を行っている。

視察概要      

【鳥栖市】1月22日(火)10時00分~11時30分まで

      (図書館にて概要説明)

 ○鳥栖市立図書館「海援隊プロジェクト」について

 図書館海援隊とは   

 文部科学省の呼びかけに応じ、有志の公立図書館が関係部局と連携しながら、地域が抱える様々な課題に対する解決支援サービスを行うプロジェクト。

 「図書館海援隊」の活動について

平成22年1月、有志の図書館が「図書館海援隊」を結成し、ハローワーク等関係部局と連携した貧困・困窮者支援をはじめ具体的な地域の課題解決に資する取組をより本格的に開始した。その後、この取組に対し、他の図書館からも参加希望が寄せられ、それに伴って、医療・健康、福祉、法務等に関する役立つ

支援・情報の提供やJリーグと連携した取組など、分野も拡大された。

参加館数は、平成24年4月4日現在で49館となっている。

文部科学省では、これらの取組をホームページで紹介するなど広く紹介するとともに、図書館海援隊のメーリングリストを活用した参加館相互の情報交換の支援などを行っている。

現在図書館海援隊に参加されている以外にも、多くの図書館で、従来より課題解決支援サービスなど先進的な取組が実施されている。

 ★ビジネス支援

ハローワーク鳥栖 (佐賀労働局ホームページより)や鳥栖商工会議所など関係機関と連携して、求人情報の提供や各種講座の案内等を行ってる。ビジネス支援に関する図書の紹介も行っている。

★子育て支援

市内の子育て支援機関と連携し、各機関の情報の提供や相談窓口の紹介等を行っている。

★医療・福祉等

様々なテーマでの特集展示、図書の紹介等を行っている。

 所見

おしごとお助けコーナーや子育て情報コーナーを設けて、幅広く紹介を積極的に行っていて、非常に参考となった。

 視察概要      

【福岡市】1月23日(水)10時00分~11時30分まで

   (市民福祉プラザ(ふくふくプラザ)にて概要説明)

 市民福祉プラザ(ふくふくプラザ)について

 ○福岡市市民福祉プラザ(愛称「ふくふくプラザ」)は、市民の皆さんに福祉への理解を深めていただき福祉活動に参加していただくことにより、相互に助け合い、支えあう豊かな福祉社会を実現することを目的とした市民福祉の総合センターである。

民間の福祉活動の拠点機能

行政と協働して福祉活動を行っている民間福祉団体の拠点を整備することにより、その活動を支援し、民間福祉活動の一層の活性化を図る。

•福祉団体事務室

•ボランティアセンター

•会議室

 情報提供及び相談機能

福祉に関する相談をお受けするとともに、福祉情報を提供します。また、介護実習普及センターを設置している。

•福祉用具展示場(介護実習普及センター)

•福祉相談コーナー

•福祉図書・情報室

研修機能

市民、ボランティア、地域福祉のリーダー、福祉施設等従事者のみなさんに研修を提供している。

•研修室

•各種実習室

•会議室

交流機能

市民相互がふれあい、交流する場を提供するとともに、福祉への理解・参加を図るためのイベントを実施している。

•ふくふくホール

•交流ひろば

•喫茶・レストラン

•障がい者等の絵画・写真の常設展示(喫茶室内)

•売店・授産製品展示コーナー

 所見

エレベーター 3台

•エレベーター内に手すり、鏡を設置。

•車いす利用者のみなさんが使いやすい操作盤を設置。

•音声及び電光文字による案内。

視覚障がい者誘導設備[主要廊下]

•点状床材(点字ブロック)を設置。

•音声案内システムを設置。

難聴者用補聴設備[ホール・研修室等]

•マイク等の音を直接補聴器に伝える赤外線補聴システムや磁気ループを設置。

聴覚障がい者用体感装置[視聴覚室]

•聴覚障がい者のみなさんが音を体感できる装置のついた椅子を設置。

難器具その他

•聴覚障がいの皆さんに非常時を知らせるため、光による警報設備を設置。

•主要廊下に手すりを設置し。

•館内の段差をできる限り少なくしている。

•床材は滑りにくい素材を使用。

•避難用滑り台を設置。

トイレ

•各階男女別の身障者用トイレを設置。

•便器の高さを変える等の工夫。

•立ち上がりやすいように昇降式の便座を設置。

•重度障がい者用トイレを1階に設置。

ホール [ふくふくホール]

•車いす利用者が多い場合に固定席を自由に変更できる電動式床昇降システム

を導入。

•車いす利用者が舞台に上がるための専用リフトを設置。

調理実習台 [調理実習室]

•車いすでの利用を可能とする昇降式調理実習台を設置。(6台中2台設置)

駐車場 [地下駐車場建物西側]

•障がい者専用の駐車スペースを12台(内、車いす専用7台)確保。

バリアフリー・障がい者対応設備の充実には、目を見張るものがあり、高齢化社会の昨今、鈴鹿市でも率先して取り組めるよう働きかけていく。

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